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王ノ瀬石棺

内容

【所在地(住所)】
 大分県大分市王ノ瀬1丁目4-6
【内容】
 長さ2.5m、幅1m、高さ1mの規模を持つ、上蓋(一部破損)と、棺身がそろったほぼ完全な形状を持つ石棺です。蓋・棺身ともに大きな凝灰岩(ぎょうかいがん)をくりぬいてつくっており、棺身の底部は船底形に丸みをもっています。海にかかわりをもつ海部(あまべ)の豪族の石棺にふさわしいつくりといえましょう。上蓋(うわぶた)は家(屋根)形に細工され、また蓋を持ち上げる際に縄をかけるための突起を四方に付けています。出土地は不明ですが、フキンの古墳から出土したものと推定されます。石棺の型式からみて、五世紀中頃から後半のものと思われ、すぐ近くの亀塚古墳とともに海部の豪族の権威を窺(うかが)える貴重な文化財です。なお、小亀塚古墳の主体部にはこの石棺を模した石棺を復元して置いています。
【文化財の指定】 県指定 有形文化財
【交通アクセス】 JR日豊本線「坂ノ市」駅より徒歩約14分

媒体写真
管理施設/お問い合わせ先 文化財課
大分市荷揚町2番31号
TEL:097-534-6111  FAX:097-532-8102
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