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高崎山のサル生息地

内容

【所在地(住所)】
大分県大分市神崎
【内容】
 別府湾の碗奥南岸に位置し標高628.4mの高崎山は、四周の眺望にすぐれて四極山(しはつやま)とも呼ばれています。北側山腹を中心にタブ・イノデ群集などの自然林が繁茂(はんも)する豊かな自然が残っており、昭和28年(1953)には瀬戸内海国立公園特別保護地区の指定を受けています。現在、餌づけされた野生のニホンザルが約二千匹生息しており、国内では、最大の群を構成する都市近郊における野生ザルの生息地として、天然記念物に指定されています。ここに生息するニホンザルはすでに江戸時代の記録にもあり、古くから知られていたことが分かります。近隣の農作物などへの被害を防止し、合わせて観光資源にするため、昭和27年から餌づけによるサル寄せを行いました。その結果、指定当時(昭和28年)は260頭でしたが平成7年にはA群964頭、B群612頭、C群552頭の合計2128頭に増加、高崎山の森林保全と適正頭数への調整が課題となっています。また、高崎山自然動物園は野生ザルの生態観察とする場として大きな教育的効果を果たしており、野生ザル研究にも貴重な場となっています。
【文化財の指定】国指定 天然記念物
【交通アクセス】

媒体写真
管理施設/お問い合わせ先 文化財課
大分市荷揚町2番31号
TEL:097-534-6111  FAX:097-532-8102
アクセス数4,245回
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